去年の秋に、チューリップの球根を
庭に埋めました。30個近く。
先週くらいから続々と芽を出していて
まだまだ外は寒いのに
チューリップも、それを見る私も
それぞれに、春が近づいているのを
感じています。
チューリップの芽も、
このタイミングを、
ようやく待っていたんだよ、と、
言わんばかりです。
絵を描くときに
待つこと、は、とても大事な
ことだったりします。
絵の具が乾くのを、待つ。
筆が絵の具を
ちょうどいいくらいに
含むまで、待つ。
次の一筆を置くタイミングが
来るのを、待つ。
ちょうどしっくりくるタイトルが
つくのを、待つ。
一枚の絵が描き上がるまでに、
待つ瞬間がいくつもいくつもあります。
焦っていては待てなくて、
待つ側にも、それ相応の
心構えというか、
懐の大きさというか、
そんなものが必要な、気がします。
そうやって、
何日も何日も
待ってようやくできた
絵の一枚一枚を、
4月にお見せできることを
嬉しく、また、待っています。
4月にする個展。
詳細は追ってホームページ等で
お知らせします。
しばし、お待ちください。
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